
2025年9月22日(月)16:00-20:30は東急ホテルにて「クラブ公共イメージ向上委員長会議」が開催されました。


※10月31日まではQRコードから当日の資料を確認できます。
自分達のクラブ活動を外向け(地域・団体)や内向き(自クラブ)に知らせていくためには、「自主的な発信」が必要だということで、2024年度同様、SNSに関する発信がテーマでした。
そもそも、なぜ「公共イメージが必要なのか?」「公共イメージをするとどんなプラスなことがあるのか?」というところをお話されておりました。


対外的な側面:「人々の理解が深まる」
→深まるからこそ「協力者が増える」
対内的な側面:「会員のモチベがUP」
→結果、増強にも力が入り、会員が増える
参加者の基盤が拡がり、ビジョンの実現へ!
マスメディアやSNSを使って自分達が行っている活動を配信することを「広報活動」だと定義した場合、「公共イメージ」とは、地域の人達から見て「我々ロータリークラブの会員がどういう団体の人間たちなのか?」というイメージを、自分達の発信と地域の人達との認識を一致させることです。
今の現状は「世間的なイメージ」は
・お金を持っている人たちが集まっている団体
・お金を持っている人たちがホテルに集まって会議をしている団体(何を話しているのかはよくわからない)
・お金がある人しか入れないイメージ
・敷居が高いから、自分たちには関係なさそう、、
このように考えている可能性が高いと思われます。
このイメージを持つこと自体は悪くないと思います。
しかしながら、それでも「何の活動を具体的にしている団体なのか、分からない」というのは問題だと思うんですね。
自分達の活動を正しく外部の方に理解していただくために、公共イメージが必要なんだということを当クラブの方には特にご理解いただきたいと考えています。
また、個人的に特に印象的だったのは
・外部の方にロータリーって何?って聞かれた時、なんて答えますか?
・ロータリーとライオンズの違いは何?と聞かれて、なんと答えますか?
・誰かの役に立っているの?と聞かれて、なんと答えますか?
この3つの質問の部分でした。


この3つの質問は、非常にシンプルでありながらも、核心的な質問だと感じました。
というのも、自分が時間と労力をかけている団体のことをいまいち上手に説明できないとなると、ロータリークラブの魅力を伝えることができないため、正しい理解をもった会員が増えないと感じます。
「楽しく飲んでいるよ」や「美味しいランチが食べられるよ」という楽しさを伝えることも大切なことだと思いますが、
一方で本来の目的である「何をやっている団体なの??」「何を目標にしているの?」が不明確だと、入会する意図が見えにくいため、長く入会することに抵抗を感じる人がいるかもしれない、とは感じました。
・ロータリークラブ自体が目指すビジョン
↓
・各クラブが目指しているビジョン(DEIを意識)
↓
・個々の会員がロータリー活動で得たいビジョン
「何となく所属している」というよりは、自分達の利があるようにロータリークラブという場を上手に活用されると、会員1人1人ももっと居心地が良くなるのではないかと感じました。
SNSについて


SNSは無料で外部の方に自由にいつでも情報伝達することができる非常に良いツールであることは大前提考えています。
なぜなら、ホームページだけの発信では「自分達のことを知っている人(例:「愛知友愛ロータリークラブ」で検索)」は検索してくれないから、どうしても市場が狭くなりやすいからです。
一方で、ホームページ検索だけでは届かない人達に対して、「SNSを使う」というのは、効果的な方法だと理解しています。
しかしながら、同時に進め方を間違えてしまうと、マイナスな方向に行くこともある危険性もあります。
というのも、僕自身はSNSを自身でも取り組んでいて、実際に約2.5万人のフォロワーを集めている実績もあるため、そこらの人よりもメリットもデメリットも語ることができます。
発信上、考えるべき要素は「対外的な発信」と「対内向けの発信」の2つの側面からが必要です。
・誰に、何を目的に伝えたいか?を明確にする必要がある
①会員増強のためなのか、
②地域・各団体の方に自分達の活動を知って欲しいのか
➂海外からのメーキャップを送客させるために実施するのか等
・写真や動画をアップする上では、相手の同意が必要となる(同意書が必須)
・本当に対外的に広めるのであれば、定期的な更新が必要不可欠となる
・誰に、何を目的に実践していくのか?
・クラブ内の誰が中心かつ責任で発信をしていくのか?
・どの媒体を中心に活動していくのか?
・SNSにどのぐらいの時間を注げるのか?(高頻度配信が必要)
・SNSをするメリットが会員が理解しているか?
・ちゃんとクラブみんなの同意(もしくは過半数以上)が得られているか?
・写真や動画をアップする上では、相手の同意が必要となる(同意書が必須)
・SNSの効果測定(例:会員数?)をどうするかを決める必要がある
特にSNSはX、Facebookなど色々あるため、複数の媒体で行えれば理想だが、一方で「誰がその時間を割くのか?」というのが一番の問題になります。
SNSで何か成果をしようとするならば、ガチで行わなければ(週4以上の配信をし続ける)、時間と労力の方が持ってかれてしまいます。(そうじゃないとそもそも知ってもらえない)
まだYouTubeという動画であれば、ホームページの情報を補助的に使えるので、有効かもしれません。
しかしながら現状、YouTubeを積極的に運用する必要は当クラブはないと考えています。
例会の様子を見せるのは1つだが、毎月、毎週の様子をアップするのは面白くないので、「なんで入会したのか?」を動画でアピールするのは1つかもしれません。
この「SNSに取り組むかどうか問題」は各クラブによって、意見が分かれるところだと思います。
会員数が100人以上のところは、当番制にしてガッツリ行えばいいと思いますが、会員数が少ないクラブでは、現状の活動ですら、必死な部分があるため、中々進めることができないのではないでしょうか。
当然、SNSの知見にある人もしくはSNS発信が楽しいと感じる人が中心で進めていかなければ、このSNSを定期的に配信し続けるということは成立しません。
そして、上記でお伝えしたように、乗り越えるべきハードルがかなり高いと考えるため、安易に手を出さない方が、良いと考えます。
ただ、我々のホームページを、SNSを運用している団体の方や皆様に発信してもらうというのは、有効な方法だと思います。
たとえば、名城大学ボランティア委員会の方々と我々は植樹活動を行っておりますが、名城大学ボランティア委員会のインスタグラムアカウントで挙げていただくなどとすると、地域の方にも届く可能性があります。
そのため、現段階では、愛知友愛ロータリークラブとしては
【今まで&しばらく】
①ホームページに絞って行っていく
②SNS上で「こんな活動したよ~」と発信するのは各々にお任せする
➂マスメディアを活用する
④ボランティア協議会の皆様に自分達の活動と一緒に取り上げていただく(※追加)
【今後検討】
④会員が25名以上になってから、SNSの運用を検討し始める
このようにする予定です。
当クラブのホームページは検索からの自然増の期待と、会員増強やご自身をアピールするための「パンフレット」のような形で使っていただければ幸いです。