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25-26年度第2760地区「DEIセミナー」がZOOMで開催

小田

2026年2月25日(水)19:00-20:30にDEIセミナーをZOOMで受講しました

本講義は、ロータリークラブが掲げていたDEIからの新しい方針の変遷と、現在の最大の課題である「会員増強と維持」に向けた本質的なアプローチが解説されていました。

1. ロータリーの新しい方針と現状の課題
国際ロータリーでは近年「DEI(多様性・公平さ・インクルージョン)」を推進してきましたが、2025年からはより実践的な方向性として「参加促進(参加推進)」へと名称や方針を移行しました。

現状の会員数は世界的に減少傾向(前年比マイナス9,600名)にあり、日本では退会理由として「仕事との両立が難しい」(71.9%)が突出しています。

これが世界で見ると、転勤や家族との時間をとりたいなどという理由が多いようで、日本との違いを感じました。

2. 退会の根底にある「居場所感の欠如」
新会員がすぐに辞めてしまう、あるいはベテラン会員の参加が鈍るといった問題の背景には、「所属意義の希薄化」や「居場所感の欠如」があります。

退会する人はその前に「私はここで必要とされているか」「ここで輝けているか」と心の中で問いかけており、ロータリーがその人の心から離れた瞬間に退会が起きます。

3. 増強と同じくらい重要な「維持」と「再エンゲージメント」
会員の増強もさることながら、「一人の退会防止は、一人の増強と同じ価値がある」という認識のもと、会員の「維持」に注力することが不可欠です。

これは単なる引き留め(退会防止)ではなく、会員の心を再びクラブに向ける「再エンゲージメント(Re-engagement)」の取り組みです。

4. クラブ維持のための「3つの軸」
会員が心理的な帰属意識を持ち続けるために、以下の3つの軸が提示されています。

①Connection(つながり)

出席率ではなく「関与率(Engagement)」でつながりを測り、「あなたがいてくれてうれしい」と相手を承認し続ける文化を作ること。

②Purpose(目的の共有)

奉仕活動を「やらなければならない義務」から「自己表現の場」へと変え、個人の専門性や強みを活かせる役割を設計すること。

③Growth(成長の実感)

「ここにいることで成長できる」と感じられるよう、ロータリアンとしての自身の変化や成熟を可視化すること。

5. 居場所(Belonging)を作る具体的なアクション
クラブの「楽しさ」は、安心できる居場所があることの結果として生まれます。

そのためには、新会員や例会に慣れていないメンバーに対し、「声をかける(Welcome)」「名前で呼ぶ(Recognition)」「小さな役割を渡す(Role)」「関心を聞く(Understanding)」「仲間を紹介する(Connection)」という5つのEngagementを実践することが重要です。

これは新会員に限らず、ベテラン会員に対しても同様です。

まとめ
講義を聴いて感じたのは、相手のこれまでの歩みに耳を傾け、尊重し合う姿勢の大切だと感じました。

自分の言葉が誰かの心を震わせ、人生を変える力があることを信じ、否定のない相互理解の場を築くことが、魅力的なクラブづくりと会員の維持・増強につながるというメッセージで締めくくられておりました。

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