2024年8月21日(水)第403回WEB例会
開会点鐘・歌の斉唱
会長挨拶
会長 天野元成
皆さん、こんにちは。第403回の例会がスタートです。
立秋が過ぎてもまだまだ猛暑です。
昔の夏は30度でした。
今日は暑かったという日でも32,33度。
少し前(といっても2000年迄)でも、35度になったら大騒ぎだったのに今年は8月に入り連日39,40度。
関西も関東も暑いけど、常にトップクラスは名古屋の暑さ。
今月の2~4日、9~11日の金曜日から日曜日まで、大学のスクーリング集中授業があり、奈良でお勉強でした。
奈良の大学の通信学部文化財歴史学科で大好きな歴史のお勉強をしております。
この学部の在籍者は、歴史が大好きな高齢者が殆どで、もっと勉強したいと入学しています。
男子は70歳位、女子は60歳位が中心で、関東から来られる方が多いです。
8月は、奈良で集中授業ですが大学の教室だけでなく、実地調査もあり、暑い奈良を歩いて回ります。
奈良も暑いですが、名古屋の暑さにはかないません。
今回のスクーリング、一番多い日は15,000歩以上歩きましたが、
娘が誕生日祝いに買ってくれた日傘と
家内が持たせてくれたネッククーラーのおかげもあり、
名古屋で鍛えたこの身体、奈良の暑さには負けませんでした。
今回履修のスクーリング科目は、文化財とは違う近代なら文学がテーマで。
志賀直哉、谷崎潤一郎、田山花袋、森鴎外、会津八一といった奈良に縁がある文豪の随筆、紀行文、詩歌を読み、その痕跡を辿るというものでした。
大学時代の夏は古建築の研究で奈良の「日吉館」という古い旅館に泊まり寺院建築を見て回っていました。
日吉館は会津八一はじめ多くの文人が定宿にしていた旅館で、NHK朝ドラ「あおによし」(1972年放送)のモデルになりました。
奈良を舞台とした文学では、和辻哲郎の「古寺巡礼」や堀辰雄の「大和路」がありますが、いずれにも浄瑠璃時に向かう描写があり、それぞれの対比も面白いです。
半世紀近く前の夏に何泊もして回った奈良をまた大学生として(スクーリングの際は学割です)来ていますが、まだまだ知らないことが多く、もっともっと学びたいと思っております。
<東大寺大仏殿>
8月31日(土)13時から、愛知友愛ロータリークラブは、静岡県三島市にある米山梅吉記念館ホールで例会を開催いたします。
日本のロータリークラブの創設者である米山梅吉氏にことを学びますが、米山梅吉記念館副館長で東京ロータリークラブ会員の多田幸雄様に卓話をして頂くことになりました。
幹事報告
愛知友愛ロータリークラブ24-25年の幹事の小田です。
下記に直近の当クラブの活動の予定を伝えさせていただきます。
◎当クラブの対面での「メークアップが可能」な例会
8月31日(土)の三島にある米山梅吉記念館の例会
9月7日(土)地区補助金奉仕活動の植栽&実例会
11月30日(土)地区補助金奉仕活動の植栽&実例会
こちらの「3日程」になります。
◎米山梅吉記念館での例会
日時:8月31日(土)13時~14時
場所:米山梅吉記念館
お昼は三島の鰻屋で会食予定。
<当クラブの友好クラブである信州友愛ロータリークラブさんもご参加検討中です>
◎地区補助金奉仕活動「植栽」&実例会
当日は「名城大学」さんもお見えになります。
日時:9月7日(土)
奉仕活動:10時 集合
実例会:12時30分
場所:久屋大通庭園フラリエ 「矢場町5番出口(松阪屋)」より徒歩5分
当日:当クラブのポロシャツをご持参ください。
※蚊が結構いますので、虫よけや長袖をオススメします。
ガバナー補佐訪問
日時:9月28日(土)
場所:JPタワー名古屋3階
ガバナー公式訪問
日時:10月15日(火)
場所:JPタワー名古屋35階
上記日程でガバナーエレクト事務所からご指定ありました。
<<当クラブがホストクラブです。全員参加目指し今からご予定頂きますよう、宜しくお願い致します>>
2024-25年度 第2760地区大会
日時:11月9日(土)地区大会1日目
場所:おそらく、名鉄グランドホテルか名古屋マリオットホテル
日時:11月10日(日)地区大会2日目
場所:名古屋国際会議場 ※名城線(名港線)「日比野」もしくは「西高蔵」駅から徒歩5分
メークアップ&スマイル
8/7~8/20までに、22名の方にメークアップを頂きました。
鈴木圭介様、齋藤孝一様、片岡明博様、水嶋淳様、宮坂直木様、金子豊久様、西山潤様、榊彰一様、中村智様、立花旦子様、石塚久継様、陣内洋明様、両角國男様、林功様、早川敏江様、石川泰隆様、原田立朗様、森本季伸様、横山宜幸様、勝木務様、塩之谷香様、大岡信仁様
誠にありがとうございます。クラブを代表しましてお礼申し上げます。
※ご投稿頂いたあとにお支払いをされていないと証明書が発行出来ません。
メークアップをして、決済したにも関わらず「証明書が来ない」などありましたら、こちらからお知らせください。
卓話 読書
卓話者:中川洋二
最近易経の入門書を読み始めました。
昔から読まれ今でも読まれているということは意義ある本といえます。
読まれている方も多いと思います。
なぜ自分が読み始めたかと言うと、ある雑誌に書かれていた内容からです。
読んでいくとそれぞれの卦からいろいろ気づかされる事もあります。
また書かれている内容にはストーリー的な面も多くなるほどと思ったりしています。
また、解説書もいろいろ出ていて、解釈の説明も読むと歴史上の出来事と関連付けて書かれたりしていて参考になります。
乾為天では、龍の成長の過程がかかれていますが、これを人の成長とあわせることでその時々に何をすべきかを示唆しています。
以下はある雑誌に書かれていた内容です
一陰一陽之を道と謂う
「一陰一陽」とは一たびは陰、一たびは陽という意味で、陰陽は相互に行き来し変化して止まることはない。これこそがこの世の理であり、天地の道、道理であると明言している。
「陽」とは、天・男・日・昼・動・剛を表し、積極的、能動的な外へと向かうエネルギーであり、
「陰」とは、地・女・月・夜・静・柔を表し、消極的、受動的な内へと向かうエネルギーです。
この陰陽の関係は「相対」、相対立していることは確かだけれども、対立してばかりでなく「相待」、相互依存関係にあることを忘れてはいけない。
引かれ合っている関係「相補」、相補っている関係でもある。
世の中の対立をよく見抜くと相待、相補の関係でもあることが見えてきます。
この相待面も育てると「良い対立関係」に転じることも有りうる。
また、この世の完璧なものは「陰陽和している」。陰と陽両方を等分に保有しているといわれている
人間の性格でいえば「厳しいが、優しくもある」「繊細だが、大胆」など。
会社の社風でいえば「伝統を大切にしているが、革新的な面もある」「地味で着実だが、挑戦的な決断もする」など。
古代中国で書かれた本が今も読まれているのは、内容が今にも通じるということではないでしょうか。
改めてそのような思いをしています。
新入会員卓話
卓話者:久保田享
今年度から参加させていただいた新入会員です。
ロータリークラブは、遠い存在と思っていましたが、思ってもいなかった嬉しいご縁をいただきました。
愛知友愛ロータリークラブの活動を、心から楽しんで参画させていただきたいと思っています。
末永く、よろしくお願いいたします。
ロータリークラブの会員として、社会やクラブに貢献できることを考えると、先ずは職業経験で得た知見をロータリークラブの活動に生かすことと思っています。
歩んできたキャリアを中心に、自己紹介させていただきます。
私は、名古屋市北区で生まれ名古屋市北区で育ちました。
高校は愛知県立中村高校で、タレントの川島なお美さんの後輩、作家であり椙山女学園大学教授の堀田あけみさん(「1980アイコ十六歳」の著者)の1年先輩(弓道部で一緒でした)になります。
大学は、東京理科大学理学部応用数学科を卒業しました。
ここでの学びと先生との出会いがキャリアのスタートと考えられます。
統計の大家である増山元三郎先生から、「実験計画法(統計の一分野)は、品質管理という分野で使われている」と教えていただいたことで、品質管理を始めて知りました。
また、同じく統計の大家である津村善郎先生からは、データ解析の基本から多変量解析までを教えていただきました。
今思うと、応用数学科のカリキュラムは、今でいうデータサイエンスの基礎から応用までの内容であり、もっと勉強しておけばよかったと後悔しています。
組織人としてのキャリアは、1987年に(株)豊田自動織機製作所(現 豊田自動織機)に入社し、統計の応用である品質管理の仕事にたずさわってきました。
全社の品質管理推進部署で仕事をしていた期間が最も長く、1年半の車載システム開発、4年間の人事部所属もありましたが、品質管理推進部署でない期間も、品質管理の仕事をしてきたといってもよいと思います。
最初に配属された品質管理推進部署では、品質管理推進者になるための勉強と事務局業務が主な業務でした。
事務局業務では、品質管理の大家である田口玄一先生や真壁肇先生とお話しされていただく機会を持つことができ、貴重なお話やご教授をいただくことができました。
学んだことを実践したいと希望して異動した車載システム開発部門では、作動油を頭からかぶることもしばしばありましたが、貴重な開発経験をすることができました。
残念なことに開発打ち切りとなり、なぜか人事部に異動となりましたが、人事部では、在籍4年の内の3年間を人材育成の仕事を経験しました。
このとき、会員である西方大作さんと出会いました。
西方さんは、アメリカ赴任からマネージャーとして帰任され、帰任初日が第2次新入社員研修の初日でしたので、初対面(朝一番)でいきなり「新入社員に挨拶をお願いします」と無茶振りをしたことを覚えています。
西方さんは、新入社員のモチベーションを向上する、(素晴らしい)挨拶をしてくださいました。
人材育成の仕事では、キャリアをテーマにした研修体系を、西方グループリーダーの下、開発し実施しました。
この時、自組織のコンピテンシー(仕事ができる人のスキル・知識)を抽出し、これを基に研修ツールも開発する経験をしました。
自組織のコンピテンシーを抽出し、研修ツールに活かして、キャリア開発研修を設計することは、日本で最初に成功した取り組みと言われています。
また、社外講師を招いての研修も企画・運営しました。
社外講師を招いての研修では、スーパーブレイントレーニング(SBT)を開発した西田文郎さんや、Co-Active Coachingを日本に持ってこられた榎本英剛さんにも研修講師としてご来社いただきました。
これらのご縁から、スーパーブレイントレーニング(SBT)2級コーチ取得、Co-Active Coaching応用コース修了(プロとしてパーソナル・コーチングができます)しました。
ちなみに、中日ドラゴンズの大塚晶文コーチは、スーパーブレイントレーニング(SBT)1級コーチで、メジャーリーグで活躍中の大谷翔平さんは、スーパーブレイントレーニングを受けています。
品質管理推進部署に戻ってからは、パソコン時代の品質管理教育の再構築・安全性保証のしくみや研修の整備・品質管理の基本の再徹底・先行開発のしくみ整備・問題解決の社内コンサルティング・ビックデータ解析(データサイエンス)の品質管理活用に携わってきました。
新たに実施する研修では、教育効果測定を導入し、研修効果の定量的把握に挑戦しました(当時の日本で、ROIプロセスに基づく教育効果測定の最初の実践と言われています)。
また、日本の品質管理を発展させてきた朝香鐵一先生(当時95歳を超えていたと記憶しています)に直接ご指導いただく機会も得ました(当時は、会社を辞めることも考えましたが)。
朝香鐵一先生の教えは、「管理(KANRI)」の大切さです。
「管理(KANRI)」の考え方(詳細の説明は省略します)
次回、卓話の機会がいただけたら詳しくお話しさせていただきます)は、社会が発展していくために、必要な概念と思っております。
この概念も、広く伝えていきたいと考えております。
定年まで品質管理推進部署に在籍したのですが、この間に(一財)日本科学技術連盟や(一社)中部品質管理協会の講師を経験することができました。
現在でも継続しており、(一財)日本科学技術連盟の研修コースは、運営委員としてコースのPDCAを回すことにも係わっています。
また共著ですが、品質管理や教育効果測定に関する専門書を執筆する機会もいただきました。
国語が不得意で理系に進んだ人間が文章を書くことは思ってもよらないことでしたが、何とか書き上げることができ(当然、大変苦労しました)、今となれば良い経験です。
昨年12月で60歳になり、再雇用は希望せず、今年2月に定年退職しました。
組織の枠を超えて、諸先生からご教授いただいたことを伝承していきたいと考えたからです。
少しでも多くの方に、先人の想いを伝えていければと思い、協創舎代表として活動しております。
また、自分の歩んできたキャリアを活かして、社会やクラブに貢献していきたいと考えております。
なお次回、お話しさせていただける機会には、「スーパーブレイントレーニング(SBT)」、「Co-Active Coaching」、「管理(KANRI)」の中から、テーマを選びたいと考えております。(大谷翔平選手も受けたブレイントレーニングが第一候補です)
今後ともよろしくお願いいたします。