2024年5月25日~5月29日
2024年5月25日(土)~5月29日(水)にシンガポールで開催された「2024年ロータリー国際大会」に出席してきました。
国際大会には様々な講演や催しがあるなかで、今回我々2名は、3つのイベントに出席してきました。
まずはガバナーナイトで第2760地区の皆さまと交流し、次に本会議での講演で多くのことを学び、さらにはホスト・ホスピタリティ・ナイトでは主催したラッフェルズRCおよび参加した世界中のロータリアンたちからたくさんの刺激を受けるという展開でした。
以下、内容の一部をコメントと写真で報告します。
5月25日(土) 第2760地区ガバナーナイト
@スイスホテル ザ スタンフォード、出席者;約300名(推測)
国際大会へは初参加ということもあって、「ロータリーの友」に広告があった旅行会社で、飛行機・ホテル・バスを組み合わせたツアーに申し込みました。
おかげで、特に行きのセントレアからホテルの部屋に入るまで不満がなかったことは大いに助かりました。
ホテルに入る前に本会議会場のあるマリーナベイ・サンズにバスで立ち寄り、大会への参加登録カードと、$30分の交通系カードをもらいました(このカードはシンガポール市内での移動にたいへん役立ちました)。
自分たちの手続きが終わったところで、ある参加者の事前登録がされていないというハプニングがあり、確認や交渉で30分程度かかりました。
これは決して他人事ではなく、自分も出発の1週間前に出席予定の各イベント登録状況を主催者へメール確認したところ、1箇所で「登録がない」と返信があり、結局は出発2日前にWelcomeメールを無事もらえたというヒヤリがありました。
多くの人が申し込むイベントでは事前の再確認は重要だと感じた次第です。
ガバナーナイトは、テーブルでは他クラブのロータリアンからこれまで参加した世界大会の話を聞くことができ、こちらからは愛知友愛RCへのクラブ名変更の経緯と現在の活動状況を説明するなどで、あっという間に時間が過ぎました。
また、食事をしながら歌のアトラクションを楽しむことができました。
本会議会場での参加登録手続きを終えてから、30分遅れで出席
日本から来ていただいたソプラノ歌手、久保田陽子さんによるアトラクション
5月26日(日) 国際大会 開会本会議
@マリーナベイ・サンズ エキスポ&コンベンションセンター、
出席者;1万4千名(主催者発表)
本会議は、午前と午後の2回にグループ分けされ、合計1万4千名(1回あたり7千名)参加していると主催者発表がありました。
エキスポ&コンベンションセンターでは1階から混雑してエスカレーターには長い列ができ、途中の階で手荷物検査やボディチェックを受けたりしながらも、5階の本会議会場へは案外スムースに入場できました。
誘導してくれた地元RCのSAAの皆さまに感謝です。
本会議場は満席になりましたが、30分前に会場入りしたおかげで座ることができました。
飲み物なし休憩なしの会議2時間半は座席確保が重要です。
また、スマホで使える同時通訳アプリが用意されて、会場のモニターでQRコード読取を案内されました。
使ってみるとスマホ画面を読むことに集中してしまい、それよりもモニター画面の英語キャプションの方が見やすく、なにより映像でも理解することができたので、だいたいの要旨はつかめたような気がします。
開会の挨拶、点鐘などを経て、最初の講演はモザンビークの政治家で、人道主義者でもあるグラサ・マシェルさん(故ネルソン・マンデラ元南アフリカ大統領の奥様)でした。
講演の終盤で「世界各地のgirlsやwomenへの差別は誰が作り出したか。
それをやめさせるパワーを持っているのがあなたたち、ロータリアンだ」と会場へ力強く、何度も語りかけ、最後は全員がスタンディングオベーションになったことは印象的でした。
また、ゴードン・マッキナリーRI会長が取り組んできたメンタル課題への取組みの紹介に続いて、メンタルから復帰した人の紹介として、イギリスのオークション番組からデビューした歌手であるカラム・スコットが登壇し、素晴らしい歌声を披露しました。
会場は盛り上がって本会議は終了し、会場の外では彼の歌を口ずさんでいるロータリアンたちを見かけました。
会議会場のマリーナベイ・サンズをマーライオン側からのぞむ
多くのモニターがセットされた本会議会場は満席
ロータリークラブは、世界中、点鐘で始まる
アルファベット順に各国の国旗登場、日本のロータリアンからの歓声は大きかった
アフリカの政治家グラサ・マシェル氏、歌手カラム・スコット氏(RIのHPから)
マッキナリー会長はスコットランドの正装で
5月27日(月)
ホスト ホスピタリティ ナイト(Rotary Club of Raffles City主催)
@シンガポール クリケット クラブ、出席者;約200名(推測)
伝統あるクリケットクラブで、地元のラッフェルズRCクラブ主催によるパーティに参加しました。
日本人はどうやら我々だけだったようで挨拶することはなく、結局はアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドから参加したグループやご夫妻たちと談笑する時間になりました。
世界各国から参加したロータリアンは皆さん優しく、話が分かりやすく、その話が深くて、それでいてジョークも入っていて本当に楽しかったです。
さらに中盤で登場した方が場を盛り上げ、たくさんの方が乗りに乗って踊るという展開でした。
言葉の壁はあってもそれを感じさせないほどの、とても温かいおもてなしを受けることができました。
ホスピタリティナイトの開始早々は談笑の時間
中盤での、踊ってる世界各国のロータリアンたち
まとめ
国際大会と関連するイベントに参加して、世界中のロータリアンはつながっているということを感じました。
そして、それぞれにパワフルな人たちが、同じ目標をめざして力を合わせていくことは頼もしいと思いました。
ただ個人的には反省もあります。まず、ロータリー用語や考え方を英語で言い換えることに慣れていなかったことです。
ロータリー用語を綺麗に話せれば、会話の入口が広くなることだろうと思いました。
次の反省は、頻繁に聞かれた「どんな職業ですか」の質問にうまく答えられなかったことです。
分かりやすく自分の仕事を、職業奉仕の視点で説明できるように準備しておくべきでした。
さらにはユーモアを織り交ぜる会話が必要だと痛感しましたが、これは日本語でも上手くないので、これから多くの方にお会いして勉強していきたいと思います。
次の国際大会は2025年6月21日(土)~6月25日(水)にカナダのカルガリーで開催されます。
カナダ人から教えてもらった雄大なロッキー山脈の景色を見ることができるか、そもそも行けるかは未定ですが、これから勉強しなければと考えさせられました。
以上、初めて参加したロータリー国際大会の報告までです。