
2026年9月16日(水)第453回WEB例会
開会点鐘・歌の斉唱
会長挨拶

26-27年度会長
小田純也(おだ じゅんや)
小田26-27年度愛知友愛RC会長の小田です。愛知友愛RCの第453回の例会です。
9月5日(土)は名城大学ボランティア協議会のみんなと、久屋大通庭園フラリエにて、植栽活動を実施しました。

そして、1週間後の9月12日(土)にはガバナー補佐訪問があり、無事終了しました。

当クラブの対面例会は10月6日(火)のガバナー公式訪問まで、しばらくはありません。
そのため、時間を見つけて他のクラブへメーキャップをさせていただこうと思います。
ちなみに、9月8日(火)は、AIの話をするために久しぶりに博多に出張してきました。
名古屋駅から博多駅だと新幹線で3時間20分かかるので、とても遠かったです笑

仕事は15時過ぎからで、少し時間がありましたので、福岡城西ロータリークラブ様へメーキャップをさせていただきました。
会場は「ホテルオークラ博多」というなんともステキな場所でされていらっしゃいました。
この日は、ちょうど2026年2月頃に姉妹提携されたホノルル・サンセットロータリークラブのメンバーの方が、来日されていらっしゃった日でした(写真は許可をいただいていないため、非公開)
国内だけではなく国際的にも視野を広げていかれるのはとても素晴らしいなと感じました。
さて、今年度、当クラブでは「親睦と交流」というテーマを掲げさせていただきました。
自クラブでの活動はもちろんのこと、会員の皆様は、他のロータリークラブにも顔を出して、交流を深めていって欲しいですね。
「出席率が足らないからメーキャップする」
「お昼ご飯を食べながらメーキャップする」
「自クラブ以外の雰囲気を体感するためにメーキャップをする」など
正直、キッカケはなんでもいいと思うんですね。
個人的には、あちこちメーキャップしていると、各地に知り合いの方が増えますし、各地で出会った人同士が、実はつながっていたり「えーーー!あの人とつながってるの?」という話で、盛り上がることもあります。
それもつながりの楽しみですよね。
ぜひ時間を作って、当クラブの会員さんもこれを見ているあなたも他クラブにメーキャップへ行かれてくださいね。
幹事報告

愛知友愛ロータリークラブ26-27年度幹事の牧ケ野です。
下記に幹事報告を致します。
理事9名中6名が参加
①会計報告
→ 7月末と8月末と比較して、▲約5万円
②フレンドシップパートナー制度
→ 登録料2,000円(入会する場合は、入会金1万円の差額8,000円を支払う)
→ 奉仕活動のみ参加ができる(フラリエ3回、職業奉仕1回、大府1回、懇親が中心の例会1回)
➂山本会員の米寿をお祝いする会の開催
→ 天野実行委員長の元、様子を見ながら。
④米山記念館コーポレーター
→ クラブとして、年会費を8/24に振込完了
⑤熊本地震義捐金
→ 8/24に義捐金を地区へ振込
⑥愛知友愛ロータリークラブ用の増強用のチラシ(ロゴだけ注意)
⑦ロータリーの友からの原稿依頼(国際交流・竹田小学校へ訪問)
引き受ける形に。
ただし西田会員のご家族、台湾の許可も必要。
◎ジャパンロータリーポータルサイト(ご確認ください)
マイロータリーよりも情報が見やすいです。
https://www.japanrotary.club/home
2026年10月6日(火)ガバナー公式訪問
会場:ルートイングランティア小牧
12:00 現地集合
12:30 例会開始
13:30 例会終了
2026年11月14日(土)地区大会
会場:エスパシオナゴヤ
13:00 現地集合
13:30 地区大会開始
17:00 地区大会終了
2026年11月28日(土)補助金事業「フラワー&スケッチ」
会場:久屋大通庭園「フラリエ」
9:00 集合 奉仕活動(名城大学ボランティア協議会・一般の方)
11:00 例会開始
12:00 例会終了
2026年12月12日(土)総会
会場:久屋大通庭園「フラリエ」
13:00 集合→奉仕活動
14:00 理事会開始
15:00 総会(卓話:ロータリーの友の地区代表:池森様が来られます)
メークアップ&スマイル
9/2~9/15までに、29名の方にメークアップを頂きました。
伊豫田浩様、横山要範様、白神良二様、西野哲史様、宮坂直木様、柴山卓也様、稲垣孝幸様、大矢伸明様、榊彰一様、岩崎洋平様、金森智浩様、新美俊生様、豊田貴久様、佐野眞琴様、原田立朗様、安井元司様、岡本知樹様、芦田透様、秋田雅之様、平井篤志様、石田寛様、近藤純子様、山本清博様、樫尾富二様、小山敦様、岡本和也様、柴田泰伸様、岩田進市様、廣瀬純平様
小田誠にありがとうございます。クラブを代表しましてお礼申し上げます。
※ご投稿頂いたあとにお支払いをされていないと証明書が発行出来ません。
メークアップをして、決済したにも関わらず「証明書が来ない」などありましたら、こちらからお知らせください。
卓話:身の回りにある古建築

卓話者:天野元成
明治時代になって、洋風建築が多く建てられました。
明治村には多くの洋風建築が移築されて残っていますが、近くに洋館が残っていることもあります。
元の実家から1kmほど先に、気になる洋館がありました。
私の高校時代に引っ越した四日市市笹川の北にある四日市市役所四郷出張所は、クラシックな姿をしていて気になる建物でした。
先日初めて、行ってみました。気になってから半世紀以上が経っていました。
四郷村役場として大正10(1921)年に建築された旧四日市市役所四郷出張所は、地元では知られた擬洋風建築であり、近年大規模解体修理が施されました。
工事記録簿が四日市市図書館で閲覧可能でありましたので、詳しく調べてみました。
① 旧四日市市四郷出張所の平面・構造・意匠・空間について旧四日市市四郷出張所は四郷村役場として建設されたが、登記簿には以下の通り記載されています。
四郷村大字西日野参千参百七拾五番地
1, 木造瓦葺 貳階建 一棟 八十六坪四五(本館)
2, 木造スレート葺 参階建 一棟 四坪
3, 木造コンクリートアスハット仕上葺平家 一棟 四坪(車寄)
4, 木造瓦葺貳階建 三坪四七五(便所)
5, 木造瓦葺平家建 一棟 二十四坪〇六(宿直小使室 物置 便所)
6, 木造瓦葺平家建 一棟 三坪七五(傳廊下)
7, 木造瓦葺貳階建 一棟 六坪(倉庫)他二庇一坪五アリ
この建物は、四日市市旧四郷村の八王子丘陵に大正10(1921)年に建設された「擬洋風建築」です。擬洋風建築とは、明治初期に日本の大工が在来工法を用いて洋風意匠を施した建築様式であり、本建築物はその系譜を引きます。
東西を長辺(全長18間半 33.67m)とし南面して建ち、総二階建ての主体部は西寄りに桁行8間(14.56m)、梁間6間(10.92m)の「玄関棟」と東寄りに桁行7間(12.74m)、梁間5間(9.1m)の「事務・会議室棟」から成ります。
村長室や応接室などの小規模の部屋を左右対称に構成する本館と、事務室と会議室といった梁間の大きな部屋がある本館袖との二棟が一体化した構成で。
背面の北面を揃え建てられているため「玄関棟」が、「事務・会議室棟」に対して1間南に突き出した形になっています。
「玄関棟」の正面中央に「車寄」があり二階はテラスとなっていて、西面に二階建て「便所棟」があり、北面東端に通用口が付属しています。「事務・会議室棟」の南西隅には三階建ての「塔屋」があり、塔屋の西面南側には村民が出入りする客用玄関が設けられています。

外観1 外観2
「玄関棟」内部は、中央に十字型に玄関、ホール、階段、中廊下が配された左右対称の配置がされていて、一階の玄関西側は旧応接室1と廊下を挟んで旧予備室兼食堂。玄関東側は旧村長室と廊下を挟んで旧応接室2の部屋割りがされており、二階は西側に旧貴賓室と旧予備室兼会議室、東側に旧休憩室と旧応接室3の部屋割りがされています。

外観3 玄関棟内部 2階貴賓室
「事務・会議室棟」は、間仕切り壁のない広間となっており、一階は旧事務室でカウンターテーブルと柱列と垂れ壁により事務室と客溜りとを分けていますが、二階は旧会議室で区切りも独立柱もない完全な一室になっています。
二階旧会議室や塔屋へは客用玄関から廻り階段により結ばれています。

1階平面図(旧四郷村役場修理工事報告書)

2階平面図(旧四郷村役場修理工事報告書)

全体図(四郷郷土資料館パンフレット)

事務・会議室棟内部 1階事務室(左)と2階会議室(右)
建物基礎の外周部は布基礎、間仕切筋は柱下の独立基礎で共に無筋コンクリートです。
建物外観は、一階は腰壁までは花崗岩の吹付仕上げで上部は目透かし横板張りで、二階以上は白漆喰塗りで桃色基調のツートンカラーに塗り分けられていて。
塔屋にはそりのある装飾的な屋根をかけており建物全体としては村役場として象徴的な建物となっています。
建物内部は、床が縁甲板張り壁は白漆喰、天井は漆喰塗と板張りとし、階段の蹴上にはリノリウムが敷かれています。
階段踊り場には大開口の窓を設けて開放的空間を構成し、内外観とも同時代の洋風建築の意匠を取り入れています。
② 建物の沿革
旧四日市市役所四郷出張所は、大正10(1921)年、旧四郷村の実業家の伊藤傳七により四郷村役場として建設され旧四郷村に寄贈されました。
旧四郷村は明治22年(1889)年4月に八王子村、室山村、西日野村、東日野村の四村が合併した村でした。
旧室山村の伊藤家は味噌醸造などを営み明治維新後は富岡製糸工場を参考に三重県最初の蒸気機関での器械製糸を行っていましが、更に伊藤傳七は渋沢栄一の援助を受けて三重紡績会社を発足させました。
大正3(1914)年に大阪紡績と合併し東洋紡績株式会社を設立し2代目社長に就任後、大正7(1918)年貴族院議員に就任しました。
終生四郷村の実家に本籍地を置き地域貢献を行っていた伊藤傳七により、旧四郷村役場は大正9(1920)年9月に着工、翌年6月11日に竣工、6月25日に寄付され翌26日に移庁式が挙行されました。
旧四郷村役場は旧四郷村が四日市市に合併された昭和18(1943)年に四日市市役所四郷出張所として昭和54(1979)年まで使用され、昭和57(1982)年に四日市市有形文化財に指定され郷土資料館として使用されていましたが、令和3(2021)年から耐震補強・改修工事が行われ、令和6(2024)年3月にリニューアルオープンし土曜・日曜日のみ一般に開放されています。
③ 建物の特徴
旧四日市市四郷出張所の特徴は、屋根構造の小屋組です。
大正 10 年に建設された和様折衷の擬洋風建物ですが、一棟でありながら本館の「玄関棟」と本館袖の「事務・会議室棟」では小屋組の形式が異なり和小屋と洋小屋が併用されている特徴があります。
外観も内部も意匠は洋風で統一され天井高も同じであり外観からは相違が判かりませんが、一・二階とも同じ位置に間仕切り壁があり「玄関棟」は和小屋が用いられ、間仕切りがなく大きな空間を議場として利用する「事務・会議室棟」は洋小屋が用いられています。

小屋組 和小屋写真(旧四郷村役場修理工事報告書)

小屋組 洋小屋写真(旧四郷村役場修理工事報告書)

小屋組 洋小屋写真(旧四郷村役場修理工事報告書)
擬洋風建築では「開智学校」のように洋風意匠を在来工法で建築した事例がありますが、本建物は洋風建築が地方にも浸透した大正末期に建築の高等教育を受けた技術者によって設計されたもので、小屋組は明確な意図をもって和小屋と洋小屋を併用したものです。
小規模の部屋から構成される本館の「玄関棟」と大空間で構成される本館袖の「事務・会議室棟」の平面構成の特徴に合わせて和小屋と洋小屋の小屋組が選択されました。
小屋組の和小屋は日本古来の木造建築に使われる工法で、屋根の重量を垂木、母屋、束、小屋梁、柱、土台で支えており、木材加工が容易で地元大工でも施工が可能です。
小屋組の洋小屋は西洋建築のトラス構造を導入したもので、三角形を基本とした構造で細い部材でも使える工法です。
洋小屋には「キング・ポスト」と「クイーン・ポスト」という代表的な工法があり、いずれも大スパンでの空間確保に適しています。

小屋組の種類 (明治村ガイドブック)
旧四日市市四郷出張所のように小屋組で和小屋と洋小屋を使い分ける事例は、他の擬洋風建築では、旧東山梨郡役所と学習院長官舎で実例があります。
明治18年(1885年)建設の東山梨郡役所では、二階建ての中央大屋根部分が洋小屋のキング・ポスト・トラス、左右の翼屋部分は和小屋の小屋組となっています。

東山梨郡役所

東山梨郡役所屋根姿図 (明治村ガイドブック)
明治42年(1909年)建設の学習院長官舎は、応接用の広間がある洋館と居住用の和館が繋がった建物ですが、洋館の小屋組では洋小屋、和館の小屋組は和小屋が使われており、建物の用途によって小屋組が使い分けられています。

学習院長官舎 洋館部

学習院長官舎 左・洋館部 右・和館部

学習院長官舎 1階、2階平面図(明治村ガイドブック)
小屋組の他に本建築の構造的特徴は、腰折れ状の筋違です。
土台と胴差しの間に筋違を腰折れ状に入れ筋違に間柱を釘打ちしています。大きな窓や開口部があって柱間に対角線一本を通せない場合、折れ曲がるように配置され間柱に釘打ちし力を伝達する耐震のための筋違が腰折筋違で、

腰折れ状筋違(旧四郷村役場修理工事報告書)
一本の直線の筋違ではなく水平材や間柱を介して全体として耐震性を保つ工法で、直線的な一本の筋違よりは耐力壁としての耐震性は弱いが大きな開口部が確保でき設計の自由度が高い特徴があります。
擬洋風建築に求められる採光性とモダンな外観と耐震性を両立した工法で学習院長官舎においても採用されています。
旧四日市市四郷出張所は大正10年の建設であり、明治期に建設された東山梨郡役所や学習院長官舎よりも時代は下りますが、小屋組や筋違の使い方など類似点が特徴的です。
当時の郡部の村役場としてはハイカラな擬洋風建築であり大正13年(1924年)に「日本一の村役場」として紹介されたと四日市市の史料に記されていますが、「玄関棟」の階段や「事務・会議室棟」二階の会議室の天井には当時流行し始めた幾何学的意匠が特徴のアールデコ調の装飾が施されています。

アールデコ調階段装飾 アールデコ調天井装飾
この建物は単に洋風建築を模倣したものではなく用途や構造によって和様双方の技術を合理的に選択した建築であることが特徴であり、建設から100年以上経てもなお地元に愛され活用されています。
◇参考文献
1,『日本建築史』共立出版社 後藤 治 著、2003年
2,『旧四郷村役場修理工事報告書』 四日市市役所、2024年
3,『博物館明治村ガイドブック』 名鉄インプレス、2022年
4,『四郷郷土資料館パンフレット』 四日市市市役所、2026年
◇付図・写真・現地撮影写真(天野元成撮影)



